お金あれこれ



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ハンセン病療養所およびコロニーにおける通貨 かつて世界各地のハンセン病療養所やコロニーにおいて、種々の目的のために(ハンセン病隔離施設の場合、菌を伝染させないためや、患者を隔離するためとして)通貨(主に貨幣)が発行された。その後、必要性がなくなって廃止された。 コロンビアの1901年の貨幣が、年号が入っているものの最古である。また、同国の一部であったものの1904年より米国が租借し統治したパナマ運河地帯において、その太平洋側の僻地のコロニーで、1919年に使用開始になった米国造幣局製の特殊貨幣が存在した。 フィリピンのハンセン病のコロニー・クリオン島においては、1913年以来マニラで鋳造された特殊貨幣が使用された。 特殊貨幣の多くは国家が作ったが、療養所が作ったところもある。日本においては、多磨全生園など療養所が作った。患者入所時に強制的に一般の通貨はこの特殊通貨に換えさせられた。貨幣が一般的であるが、紙幣もあり、その場合は通し番号がついた。クーポン券といってもいい場合もあり、プラスチック製もあった。多磨全生園の場合、貨幣の製造は徽章などを製造する所に発注した。日本の療養所の一部では、通帳を併用し、貧困者への小遣いなど与えるなどの政策に利用したところもある。貨幣も、紙幣も、菌の伝染を防ぐために消毒された。使用された療養所、国は、一定でなく、社会との交通が頻繁な場合は、製造しなかった。種々の不正事件が発覚したのが契機で、日本においては、各療養所の通貨は昭和30年までには全部廃止となった。廃止時、一般の通貨に換えられたが、米軍軍政下の宮古南静園では、結局、一般の通貨とは換わらなかった。なお、マレーシアのDr.Gordon Alexander Ryrieは1938年、同国の使い古した紙幣を検査しらい菌に汚染されてないことがわかり、同国では、その制度を廃止し、紙幣を燃やしたことが記録されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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